住宅を建てる際には、家そのものの間取りやデザインを考えるとともに、土地探しのことも考える必要があります。ご自身で土地探しをする方もいますが、ハウスメーカーや不動産会社へ依頼しようとお考えの方も多いのではないでしょうか。今回はハウスメーカーで土地探しをしてもらう場合のメリットやデメリット、土地探しの際の仲介手数料をできるだけ節約する方法などについてご紹介します。
ハウスメーカーで土地を探すメリット
まずハウスメーカーに土地探しをしてもらうメリットを見ていきましょう。
理想の家を建てられる土地を探してもらえる
土地によっては3階以上の建物の建築が難しいなど、さまざまな条件や制限があります。これらについては都市計画法などの法律に関する専門的な知識が必要になるため、ハウスメーカーに依頼することで理想の住宅に見合った土地探しがしやすくなります。
予算内での相談がしやすい
ハウスメーカーに土地探しを依頼するということは、住宅の建築と土地探しの両方を依頼することになります。そのため、ハウスメーカー側は住宅の費用と照らし合わせた土地探しがしやすいのです。住宅と土地を別々に探すと、住宅は希望通りだけれど土地代を入れると予算オーバーということもありえるでしょう。最終的な金額を考慮して土地探しができる点は大きなメリットです。
ハウスメーカーで土地を探すデメリット
続けて、デメリットとなりうるポイントについても見ていきます。
土地探しの専門業者ではない
ハウスメーカーはあくまでも住宅を建てることが専門です。そのため不動産会社に比べて土地探しに関するノウハウや知識が足りないことも多くあります。そのため、ハウスメーカーも結局は提携している不動産会社に土地探しを依頼するケースが多く見られます。
住宅の建築依頼が前提
基本的にハウスメーカーに土地探しを依頼するということは、住宅の建築も依頼することがマナーです。土地探しだけをお願いするというのは難しいケースも多いため、注意してください。
ハウスメーカーに土地探しをしてもらうと仲介手数料がかかる?
ここでは、ハウスメーカーで土地探しをした場合の仲介手数料について見ていきましょう。
仲介手数料がかかる場合
上述の通り、ハウスメーカーに土地探しを依頼しても、実際にはハウスメーカーが提携している不動産会社が土地探しをするケースがあります。この場合は、最終的に土地を紹介(仲介)している不動産会社に対して、仲介手数料が発生します。大手ハウスメーカーの場合は不動産会社も営んでいることがありますが、系列会社であっても仲介した不動産会社に対しては仲介手数料が必要です。
仲介手数料がかからない場合
不動産会社を通さずにハウスメーカーが直接紹介してくれた土地の場合は、仲介手数料がかからない場合もあります。また、地域密着型の工務店などの中には、地元との結びつきが強く地主から直接土地を購入できるところもあります。この場合も仲介手数料は発生しません。
ハウスメーカーの土地探しで仲介手数料を節約する方法
ハウスメーカーへ土地探しを依頼した場合にも発生する可能性がある仲介手数料。この支払い金額を少しでも少なくするにはどうすれば良いのでしょうか。
ハウスメーカーが売主の土地を選ぶ
分譲地などハウスメーカーが所有している土地であれば、ハウスメーカー自体が売主になるため仲介手数料が発生しません。ハウスメーカーが土地を保有しているかどうか把握した上で依頼すれば、仲介手数料を節約できるでしょう。
仲介手数料割引の不動産会社を利用する
不動産会社の中には仲介手数料を割引しているところもあります。初めから仲介手数料を安くしてもらえる不動産会社に依頼するのが、最もシンプルな節約方法といえるかもしれません。リビンでは不動産売買の際、購入時の仲介手数料を最大無料にさせて頂くこともあります。お悩みの方は一度お気軽にご相談ください。
おわりに
理想の住宅を建てるには、住宅に見合った土地を探すことが大切です。土地探しはハウスメーカーに依頼することもできますが、住宅建築の依頼が前提になりますし、結局は不動産会社への仲介手数料が発生することも多くあります。土地探しの仲介手数料を節約したい場合は、初めから仲介手数料を割引にしている不動産会社に依頼することも選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。