埼玉県の最南部に位置する新座市。東京都に接していることもあり、都内に通勤するファミリー層の居住地として、候補の1つに挙がりやすいエリアです。そこで今回は、新座市で不動産を探す際に知っておきたい、住みやすさや子育て環境などに関する情報をご紹介します。子育て世帯の方は、特に参考にしていただけると幸いです。
新座市の住みやすさ【利便性・交通アクセス】
都心まで30分~40分と好アクセス
新座市内の鉄道駅は「新座駅」と「志木駅」で、新座駅はJR武蔵野線、志木駅は東武鉄道東上線が走っています。練馬区に隣接していることもあり、東京都内へのアクセス面も良好です。
新座駅から池袋までは乗り換え1回でおよそ27分、新宿まではおよそ38分と40分足らずで都心の主要エリアに行けます。さいたま市まではおよそ15分なので、さいたま方面のお出かけも非常に便利です。JR武蔵野線は東京駅まで通っているため、新幹線へ乗り換える際もスムーズ。また、市内からは少し外れますが、西武池袋線の清瀬駅やひばりが丘駅なども、新座市民にとって利用しやすい駅です。
志木駅周辺は大型ショッピングモールが充実
志木駅周辺には、ショッピングモールがいくつもあり買い物の拠点として非常に便利です。車があればより買い物のしやすさは高まりますが、市内の移動はバスでも可能なため、ちょっとした買い物程度なら市内ですべて済むでしょう。
新座市の子育てメリット【住環境】
行政がみどりを守る活動をしている
新座市内には、昔から残る武蔵野の雑木林が広がっています。市はこれらの森林を守るために「みどりのまちづくり条例」を制定し、市民が快適に生活を送れるよう環境保全に努めているのです。
指定された範囲以上の森林伐採は市の許可が必要だったり、特別保全地区を設けたりと具体的な取り組みも進んでいます。
家族で自然やアクティビティを楽しめる
新座市はただ自然が残っているだけではなく、その自然を全身で感じられるスポットがあります。特に「平林寺」は650年もの歴史を持つだけでなく、境内林が1968年に国の天然記念物に指定されている、おすすめの場所です。長年大切に守られてきた自然の中、家族でゆっくりと過ごしてみるのも良いでしょう。
また、新座市にはプラネタリウムが無料で楽しめる新座市児童センター、ダチョウの餌付け体験などができる、珍しい「ダチョウ牧場」や、トランポリンの専門施設など、子どもと一緒にさまざまな体験ができる施設がそろっています。
新座市の子育てメリット【子育て支援】
子どもの医療費支援
新座市民であれば、0歳~高校3年生まで市から医療費の支給を受けることができます。入院や通院時の診療代を一部負担してくれたり、入院時の食事療養費の一部を負担してくれたりします。ただし、医療費を受給するには登録および申請が必要なので、子どもが生まれたときや転入したときなどに登録を済ませておくと良いでしょう。
中学生まで児童手当が受けられる
条件を満たしていれば、0歳~中学校修了までの養育費を援助する目的で、児童手当が支給されます。年に3回、子ども1人当たり4万円~6万円が支給されますが、市が定める所得制限を超える場合と超えない場合で支給額が大きく変わります。詳細は、市のホームページでご確認ください。
おわりに
新座市はさいたま方面以外にも東京都内へのアクセスも良く、昔からの豊かな自然や文化が残っているなど魅力が多い街です。「都会の喧騒は避けて暮らしたいが、買い物には困らない場所で、なおかつ子育て環境が整っているエリアに住みたい」とお考えの場合は、まさに新座市がうってつけかもしれません。
(※2018年11月時点でリサーチした情報をご紹介しています)